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令和6年能登半島地震 草の根支援組織応援基金 配分報告 被災地支援12団体に決定

 (公財)公益法人協会では、2月13日に令和6年能登半島地震「草の根支援組織応援基金」(以下、応援基金)の配分委員会を開催しました。申請のあった12件すべての団体が助成対象とされ、助成総額3,720,000円が採択され、3月10日に開催された理事会で配分先団体が承認されました。

 今回の助成資金は、2024年度に寄せられたご寄附4,120,000円を原資として、当協会の事務管理費分400,341円を差し引いた全額を配分いたしました。ご支援くださった皆様に、心より深く感謝申し上げます。

◇草の根支援組織応援基金配分委員会委員

池座  剛           (特活)ジャパン・プラットホーム 国内事業担当
菊池 康子           (公財)ケア・インターナショナル・ジャパン 事業部長
岸本 幸子           (公財)パブリックリソース財団 代表理事・専務理事
佐川 哲也          金沢大学人間社会研究域地域創造学系 教授
鈴木 幸夫           (公財)知床自然大学院大学設立財団 業務執行理事

◇配分会計報告

<収入>2024.3.6~2024.12.31
寄附金(個人40件、法人23件)       4,120,000
利息                                                   341
収入合計                                        4,120,341

<支出>
配分 12団体         3,720,000
事務管理費(寄附金の10%以内)   400,341
支出合計                                        4,120,341  

繰越額                 0

配分先-12団体の紹介-
 配分採択団体名、活動概要、配分金額は以下のとおり(カッコ内は活動拠点・設立年・配分金額)。

◇かなざわオープンキッチン(金沢市・2024年・310,000円)
〔設立目的〕能登から金沢へ避難した方々に温かく栄養のある食事を届けることで、健康と心の支えとなることを目的とする。炊き出しや弁当配布のほか、コミュニティづくりや長期ボランティアへの食事支援も行う。
〔申請事業〕広域避難者が集い、地域住民との交流の場を提供。避難者と共に被災地へおむすびを届ける活動も実施し、新たなコミュニティ形成と生きがい・やりがいの創出を目指す。

◇金沢大学ボランティアさぽーとステーション(金沢市・2011年・310,000円)
〔設立目的〕学生主体のボランティア活動を通じて、地域貢献と学生の成長を促す。災害復旧支援や被災者支援を中心に、多岐にわたる社会貢献活動を展開。
〔申請事業〕学生・教職員が他団体と連携し、継続的な被災地支援を実施。金沢市・輪島市での傾聴支援や、被災地の現状発信による支援者ネットワークの拡充にも取り組む。

◇くむんだー能登(能登町・2024年・310,000円)
〔設立目的〕宮大工の技術を用いた木製ジャングルジムで、子どもたちに建築への関心を育て、震災後減少した遊び場を提供する。
〔申請事業〕子どもと大人が参加するジャングルジムのワークショップを開催し、組み立て・解体を通じた世代間交流と学びの機会を創出。

◇認定特定非営利活動法人こねこサポーター(野々市市・2021年・310,000円)
〔設立目的〕猫の保護活動を通じて命の大切さや思いやりを育むとともに、社会教育・ボランティア活動を推進。
〔申請事業〕震災で増加した猫の保護と里親探しのため、県内初のキャットシェルターを開設。被災者支援も兼ね、物資支援や月4回の活動を継続して実施する。

◇特定非営利活動法人外浦の未来をつくる会(珠洲市・2024年・310,000円)
〔設立目的〕能登の文化や伝統を守りつつ、地域住民や若者とともに魅力ある地域づくりを目指す。
〔申請事業〕被災地での片付け作業や他団体との連携による復興支援を行う。ボランティア向け宿泊拠点の提供や、仮設住宅での交流・相談会を通じて地域とのつながりを強化する。

◇特定非営利活動法人日本リザルツ(東京都・1989年・310,000円)
〔設立目的〕貧困と飢餓の根絶を目指し、政策提言や啓発活動を通じた国際協力の推進に取り組む。
〔申請事業〕能登町の仮設住宅で栄養士の指導による調理・食事会や講習を実施。傾聴活動を通じて住民の健康課題を把握し、継続的支援につなげる。

◇のとテラス(小松市・2024年・310,000円)
〔設立目的〕能登半島の自然災害への支援と復興を目的とし、ボランティア活動や情報発信を行う。
〔申請事業〕仮設住宅および周辺で清掃活動を実施。高圧洗浄機などの器具を用い、週末に住民との交流を含む作業を行い、見守りやニーズ把握にも取り組む。

◇能登まほろば村プロジェクト(金沢市・2024年・310,000円)
〔設立目的〕被災ペットとその飼い主を支援し、人と動物が共生できる環境の再建を図る。
〔申請事業〕被災地の仮設住宅を訪問し、飼育環境改善や物資支援、聞き取り調査を実施。公式LINEを通じた情報提供と相談対応を行い、約300世帯への継続的支援を目指す。

◇ふくしまっ子チャレンジスクール実行委員会(金沢市・2012年・310,000円)
〔設立目的〕福島原発事故や能登地震の被災者支援を目的に、保養事業や復興支援活動を行う。
〔申請事業〕珠洲市での交流・食事会や親子向けイベントを通じて、被災者間の再会や地域のつながりを支援。復興勉強会も開催し、地域の未来を考える機会を創出する。

◇有限会社もとや庄治商店(輪島市・1946年・310,000円)
〔設立目的〕地元の復興を支えるため、食品等の提供や生活環境の支援を行う。
〔申請事業〕輪島市の仮設トイレ2基の維持管理を通じて、衛生環境の確保と安定的な運用を図る。

◇GAPPA noto(野々市市・2024年・310,000円)
〔設立目的〕能登半島地震の仮設住宅における住環境の充実と、豊かなコミュニティ形成の支援を目的とする。
〔申請事業〕大学教員と学生が珠洲市の仮設住宅でワークショップを開催し、住民の交流と生活環境の改善を図る。お茶会やイベントのほか、収納家具や花壇づくりも実施し、地域の記憶継承を視野に入れた継続的支援を行う。

◇NPO 制服バンク石川(金沢市・2017年・310,000円)
〔設立目的〕経済的負担の軽減や資源の有効活用を通じ、すべての子どもが安心して学校生活を送れる環境を支援する。
〔申請事業〕能登半島地震で被災した子育て家庭に対し、学用品や体操服を無償提供。併せて交流スペースやクラフト体験も行い、被災者同士のつながりや心のケアを促進する。



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