公益財団法人 公益法人協会

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新年のご挨拶


 あけましておめでとうございます。


 昨年は、我が国の近隣で、長距離弾道弾が複数発飛んだり、核実験が行われたり、一気に緊張状態になるなど我が国の外的環境は複雑な動きに巻き込まれました。そのため、平成30年度の防衛予算はかつてないほど高額になっています。ヨーロッパでは英国のEUからの離脱、アメリカでは新大統領トランプ氏の掲げるアメリカファーストの様々な影響等が、いわゆる分断社会へと動かし、外的状況はさらなる混迷を極めています。一方国内に目をやると、昨年も自然災害が人々を苦しめ、とりわけ少子高齢化の波は止めることができず、(公財)日本国際交流センター執行理事の毛受敏浩氏は、この現象を『限界国家』(朝日新書)と称し、警鐘を鳴らしています。このような複雑で深刻な環境の中で、公益法人は、将来の不安解消、現在の課題解決だけでなく人類にとって新しい価値の創造のためにどう取り組んでいけばよいのでしょうか。


 新年早々、物騒な内容ばかり。なかなか明るいニュースのない中で、各公益法人は、それぞれのミッションに従い、必ずしも財政基盤の余裕のない中、身近な地域の問題から地球規模に至る問題まで、様々な手法で懸命に努力をされている姿に、昨年は多く接することができ、本当に心を打たれました。このような時にこそ、自由で豊かな発想で、民による公益の増進に突き進むべきと実感しました。


 法制審議会信託法部会において公益信託法改正案が審議されておりましたが、本年初めには改正試案がまとまり、パブリックコメントを募集するまでになるとのことです。金銭だけでなく、信託財産として美術品等も可能となるようで、民間公益活動のツールとして衣替えした公益信託の動きに目が離せません。また、本年は、遺贈寄附や休眠預金が効果的に活用できるよう、弊協会は環境整備の下支えをしつつ、関連団体との連携を密にしてまいります。


 平成18年に成立し、同20年に施行された公益法人制度改革三法は、本年12月で10周年を迎えます。改めて公益法人のあるべき姿を考えてみますと、公益法人は地道に実績を積み、社会から信頼されることにより、存在意義が認められます。さらに、その活動が社会の皆様からの寄附やボランティア等で支えられるという、好循環が実現することにより、いきいきとしたものになるように思います。


 今年も皆様の変わらぬご指導、ご支援をお願い申し上げます。

 

公益財団法人 公益法人協会

理事長 雨宮 孝子

 

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